コラム

プロフィール

齊藤瑠璃子

  • (株)サイトウパーソナルヘルスケア研究所 代表取締役
  • 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了 修士(スポーツ科学)
  • 看護師、健康運動指導士、心理相談員
  • ドイツ式メディカルフットケア フスフレーガー
  • 日本フットケア技術協会会員

こころとからだと足の三面から総合的に健康をサポートしていく健康管理事業と介護予防事業を中心に行っている。


足のトラブル予防とケア(2021/04/06)

『足のトラブル予防とケア』

足のトラブルがあると、そもそも運動することはもちろん、歩くことさえままならない状態になってしまいます。そこで必要となるのがフットケアです。

フットケアで足のトラブルを解消すると、靴下や靴が履きやすくなります。そして、立つことや歩くことが少しずつ楽になり、日常の動作がスムーズになってきます。足のトラブルが軽減されてはじめて運動できる状態が整います。

普段から靴下や靴で覆われている足に目を向けることが重要です。

●足のトラブルの原因はなに?原因を探ってみよう

原因は、病気や怪我によるものもありますが、日常生活での癖、足に合わない靴、靴の履き方などがあります。

いつも楽だと思って行っている姿勢や歩き方、バックをいつも同じ側で持つ癖、職業柄繰り返される動作の癖は、足だけでなく体全体の不調を生じる可能性もあります。正しい姿勢や歩き方を改善し、バックや荷物を持つ時には左右バランス良く持つことをお勧めします。

また、肥満、やせ過ぎが原因となる場合もありますので、日頃から体重の管理もとても大切です。

●自分で出来ることはある!

自分の癖を知りましょう。癖はなかなか気付きにくいものです。

ときどき鏡で全身をチェックすることや街を歩いているときにウィンドウに移る姿を確認してみることを是非お勧めします。

足のセルフケアのポイント (図参照)

① ブラシを使って爪や指、かかとを良く洗い清潔に保つ
② クリームやオイルなどで保湿する(片足0.5g程度)
③ 正しく爪を切る
④ 正しい靴の履き方(かかとトントンして紐やベルトでしっかり固定)

良い習慣を身につけて健康な体づくりに心がけましょう。

●自ら行うことにも限界はある!そんなときは専門家に頼りましょう

セルフケアには限界があります。自分で切れない爪や皮膚のトラブル、どんな靴が良いのかわからない、自分に合う靴が見つからない、そんなときは、皮膚科の受診やフットケアサロンでのケア、靴の専門家のシューフィッターがいる店で相談することをお勧めします。

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