イベント
【開催報告】第16回あしラブサロン
(2017.02.17)
【高齢者介護における口や栄養の管理の発達と足ケアの未発達】ということで、東京医科歯科大学 大学院 講師 遠藤 慶子様をゲストに迎えてお話を伺いました。
講師でありながら、実際、福祉士としての活動も積極的に行われている遠藤様の実体験に基づいたお話はとても参考になりました。現在の医療・介護の問題、将来を見据えたお話しをお人柄通り明るく楽しくお話ししていただき笑顔の絶えない会となりました。
口腔ケアが完璧に行われているデイサービスでも足のケアは行き届いていないという現実。福祉・医療に携わる方々も見落としがちな「足のケア」が、介護予防に大きく貢献することを実証し、地域や国と一体となった活動が必要なのだと改めて考えさせられました。
最後に、介護に必要なもの...それはご本人の「体力(歩行力)」が半分、残りは、「機能」「意欲」「環境」だそうです。中でも「環境」を大事にしないと「意欲」をなくし、「機能」が衰え、「体力」さえもなくなっていくそうです。
一人、一人が理解と歩み寄りでより良い「環境」が育つことを願っています。